LIXILグループ、会社側取締役候補が会見 「これまでの取締役刷新し、混乱を早期





LIXILグループ、会社側取締役候補が会見 「これまでの取締役刷新し、混乱を早期に収束」

6/6(木) 1:27配信

産経新聞

 混乱が続くLIXIL(リクシル)グループで、会社側が提案した社外取締役候補者6人が5日、東京都内で記者会見した。代表してコニカミノルタ取締役会議長の松崎正年氏が、「これまでの取締役すべてを刷新し、混乱を早期に収束させ、リクシルのポテンシャルを取り戻すことに取り組む」と、語った。

 6月25日開催の定時株主総会に向け、会社側が松崎氏やJVCケンウッド元会長の河原春郎氏ら10人の取締役候補を提案し、前社長兼最高経営責任者(CEO)の瀬戸欣哉取締役が自身を含めた8人を取締役候補として、株主提案をしている。両陣営ともに相手側を非難する事態となっている。

 5日の会見で、会社側候補は、「これまでの取締役をすべて退任させて、経営体制を一新させることは適切というのが、共通の認識だ」と強調。そのため、河原氏は「会社提案、株主提案の候補が両方選ばれた場合、これまでのような内紛や会社の分断につながる」として、会社提案の候補者だけが選任されることが望ましいとの見解を示した。

 今後の経営体制について松崎氏は、「全社が一丸となれる経営者を3~6カ月かけ選定するが、それまでは会社提案の社外取締役の中から暫定CEOを選出する」方針を説明した。

 また、瀬戸氏らが社外取締役を多く兼務するなどの点から問題視した松崎氏らの適格性についても問題ないとの見解で、会社提案側、株主提案側の対立はますます深まっている。

引用:LIXILグループ、会社側取締役候補が会見 「これまでの取締役刷新し、混乱を早期に収束」