“ホラ吹き漫才”という芸風で知られる漫才コンビ「横山たかし・ひろし」の横山たかしさんの訃報を受けて、相方のひろしさんが「最高の相方だった」「最後の最後に大ぼらふかれました」などとコメントを発表した。詳細は以下の通り。
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たかしのお見舞いに行ったときに、YouTube(ユーチューブ)で2人の漫才を見せたら、それまでうつろやったのに、パッと元気な顔になって見入っていた。そして終わった頃に、「さっ、舞台やで」と声をかけたら、大きな声で「わかった、はいはい」と答えてくれた。「ありがとう」とお互いに言い合って別れたのが、コンビとしての最後の言葉だった。
いままで、楽しい人生やったと思う。自分たちにしかできない漫才ができて、本当に幸せだった。いい夢を見させてくれた。
55年間大きなけんかはしたことがなかった。仕事場に2人で一緒に行くことも多く、同郷ということもあり、お互いに思い合えた関係だった。
松竹芸能で最長のコンビ歴漫才師として頑張っていこうな、と言ってたところなのに、最後の最後に大ぼらふかれました。弟子に、「ひろし頑張れよ。漫才続けてや」と伝言を残してくれていたのを、今日初めて弟子から聞きました。
日本一の漫才師であり、最高の相方でした。
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引用:「最後の最後に大ぼらふかれた」 横山たかしさん死去で相方のひろしさん