家庭菜園を始める時にまず取り掛かるのが土作りといえます。
よく元気に育っている植物を見て、「お宅、肥料がいいのね。何を使っているの?」といった会話を耳にします。
肥料をたっぷり吸収して育った植物は、害虫や病気の被害を受けやすいことが
知られています。
また、肥料の成分が偏っていることによって、作物の味が本来の味と違ってしまうと
いうケースもあります。
小さな農園を借りているのですが
昨年はゴーヤと四川風キューリをやりました。
四川風キューリはとてもうまく出来ていました。
同じムネに植えたゴーヤもとても成長が早くこれもうまくいった方です。
どのような土作りをやったかといえば
牛ふんと苦土石灰をバランスよく土にまぜて作りました。
苦土石灰は土を中和させる効果があるとのこと。
土壌微生物のエサとなったり水はけを改善したりする牛ふんを混ぜました。
同じように全体的に牛ふんと苦土石灰を混ぜて土を作りました。
ですけど
何故かトマトは失敗でした。
理由はわかりませんが葉っぱが黒くなる病気にかかってしまいました。
そのためトマトは出来ていたんですけど甘くなく、美味しくもありませんでした。
今年は違う方法で土を改良して再度挑戦してみます。
実は、肥料選びよりも重要なことがあるのです。
それは、良い土を作るということ。
「良い土」とは、「団粒構造」といって、水もちと水はけのバランスが適度に
とれていて、微生物が生息しやすい環境の土のことを指します。
土にたい肥と炭を混ぜます。
たい肥は、落ち葉や樹皮を発酵させたもので、土壌微生物のエサとなったり
水はけを改善したりする働きがあります。
これと同じような働きをするものに、牛ふんや馬ふんなどもあります。
炭は、土の中に適度な酸素と水分を保ち、微生物の棲み家ともなります。
家庭菜園に使う肥料の特徴や種類について
■元肥と追肥
肥料は、施すタイミングによって、「元肥」と「追肥」に分けられます。
元肥は、作物を植え付ける際に施し、長期にわたってじわじわと効かせるタイプです。
一方「追肥」は、ナスなどの肥料をたくさん必要とする植物に、生育途中に肥料を
追加して施すものです。速効性のある、液肥などが適しています。
肥料の3大要素は、チッソ・リン酸・カリ
また肥料にはチッソ・リン酸・カリの3大要素があって、N・P・Kという
記号で表します。
一般的に、葉や茎が必要とするのはチッソ、花を咲かせる際に必要なのはリン酸
根の生育に必要なのがカリと説明されています。
果実類はリン酸を、豆類はカリを好みます。チッソは、どの植物にも欠かせない
要素ですが、特に、葉菜類には欠かすことのできない要素です。
「苦土石灰」というものがあって、これは、土を中和させる効果に加えて
苦土(=マグネシウム)を補給するという目的もあります。
もし、マグネシウムを補給したい場合は、農業資材として「にがり」が
売られていますので、それを利用すると良いでしょう。
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参考サイト
