「群馬サファリパーク」(群馬県富岡市)で昨年8月21日に生まれ、飼育中だった絶滅危惧種、マレーバクの子供「ヒナタ」(雄、10カ月)が3日、死亡した。
同園によると、ヒナタは雄の「ヒカル」と、繁殖のため札幌市円山動物園から入園した雌の「ワカバ」の間に誕生した。生後間もない頃にあった体の縦じまが最近は消え、大人と同じ白黒のツートン模様に変わり、好物の果物などを食べていたという。
しかし、今月2日に体調が悪化。同園獣医の治療もむなしく、翌3日に息を引き取った。臨床的な死因は循環器不全。詳細な原因を調べている。
飼育を担当していた山岡隼人さんは「健やかに育つようヒナタと名付けた。初産のワカバが上手にヒナタの世話をしていたのに、こんなことになってしまい残念」と肩を落とした。
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